この春、福祉系の専門学校を卒業し、某大手介護会社に就職しました。大学時代、よく服を購入していたファッションビルで、「カード会員になるとお買い物が20パーセントオフに!」などという、宣伝文句に惹かれ、学生でもつくれるクレジットカードを申し込みましたが、ほとんどつかったことはありません。社会人になるにあたり、学生専用クレジットカードではなく、限度枠などに余裕のありそうな、成人向けのカードローンをつくっておきたいと思っています。

一応、名の知れた企業の正社員ですし、カードローンをつくるのはまったく初めてだから、借金歴なんかもないし、審査に通らないなんてことはまずないとは思うんですけど、自分は専門学校卒だから、たとえば大学卒とか大学院卒の人たちとは年齢も違うわけだし、学歴に差があるから、ちょっと不利なのかな?とも考えています。絶対に審査に通りたいので、いくつか、ピックアップした消費者金融のカードをいっぺんに申し込むつもりなんですが、余裕で審査に通りそうなのは何個くらいまでですか?(参考ページはこちら→複数の融資申し込みはどんな結果を生む?

申し込みブラックの元凶をつくりだす複数申仕込みは避けよう!

正社員雇用、おめでとう!立派な社会人だね。初めてのボーナスはどんなことにつかったのかな?もしかしたら、将来のために、と考えて、貯蓄に回したかも知れないね。

さて、このたびカードローンの申し込みを考えているとのこと。学生時代にファッションビルで取り扱っているクレジットカードはつくったことがあるんだね。そのカードではキャッシングやカードローンの機能はなかったのかな?もし調べてみて、使えそうなら、あらたに申し込むより、使いつづけて信用のあるカードの方が、新しくつくったカードより、限度枠が大きかったという可能性もあるよ。(参考ページはこちら→融資限度額はどのようにして決まるのか

また、審査に通らないことが心配でも、複数のカードローンを申し込むことはちょっと感心できないな。万が一複数カードを申し込んだにも関わらず、どこからも審査が通らなかった場合(その可能性は大いにある。複数、申し込んでいると、「自分のところ以外にもカードローンを申し込んでいるなら、いっそ他社で借りてくれ」とばかりに、たらい回しにされてしまうようなこともあるらしいんだ)、〝複数の会社で融資不可だった〟という記録が個人の信用情報に記載されてしまうんだ。

このことを、「申し込みブラック」と呼ぶらしい。実際に、お金を返さなかった、なんてことはないのに、ブラックってありがたくない名前で呼ばれちゃうなんて、まったくもって不名誉なことだよな!しかし、実際に、「申し込みブラック」として信用補情報に記載されてしまうと、次にカードローンを申し込んだとき、審査に通ることは非常に難しくなってしまうんだよ。だから複数の申し込みは絶対に避けてしかるべし!なんだ。

そんなことからも考えてみて、今、キミがカードローンに申し込むとして、余裕で通るとすれば、おそらく一社だけだ。そのことを念頭に置いて、「ここなら、自分の理想の条件と合致する」と思う一社にだけ、カードローンの申し込みをすることをオススメするよ!

カードローンの審査は何個まで受けて良いのか

カードローンを申し込むとき、1社目に通らなかったときのことを考えて複数社に一度に申し込んだり、借入金額が1社では足りなくなったので後からもう1社契約をしようと考える人は多いでしょう。しかしそれは本当に効率の良いやり方なのでしょうか。カードローンは何個も申し込んで良いものなのでしょうか。
(⇒良いカードローンが探しきれない方へ

答えは否です。法律上は何個申し込んでも構いません。しかしいくつか問題が生じます。例えば信用問題です。カードローンを申し込めば当然審査があります。この審査に通らないと契約はできない訳ですが、複数社に申し込んだり、既に借り入れ契約をしている状態で新たに申し込むことは、この信用問題を悪化させる恐れがあります。金融機関には信用情報と言って、多数の機関で共有している顧客情報があります。これはリアルタイムで情報が更新されていくため、申込者が現在何個のカードローンを申し込もうとしているのか、現在の契約状況はどうかといったことを調べられます。

金融機関にとっては、返済をきちんと行ってくれるのかが何より大事なことです。その為、何個もカードローンを申し込んでいる人に対しては、その分返済が滞ってしまうのではないかという懸念があり、結果審査に通さない場合もあるのです。それゆえ、実際に申し込む場合は1社に絞り、申請内容をきちんと記述してミスを防ぐ方が効率が良いのです。(参考ページはこちら→融資審査はこうした部分も見ています

こちらの申請内容に不備がなく、申し込み態度もよければ大抵の場合は許可してくれます。もし大金を借り入れたい場合は、限度額が大きいローンを選ぶなど、1社で済むように金融機関を選択しましょう。複数社に申し込まない代わりに、決めた1社の申請は時間をかけてじっくり行うのです。

1社で済ませれば、その分借り入れや返済にかかる手間もコストも最小限で良いのです。余裕が出来た時の繰り上げ返済を行う場合にも、どこから返すか悩む必要もありません。たくさん契約することで必要以上に借りてしまうという事態も防ぐことができます。