おまとめローンについて教えてくれませんかね!私、実は多重債務で非常に困っております。恥ずかしい話ですが、お金を借りることに頓着がなくなってしまいましてね、ついつい使い込んでしまったんですよね…。いくつかのカードローンが、ほぼ満額まで使い切ってしまっています。

そこで、前向きな解決策として、おまとめローンを利用することを決めたのです。決めたのはいいのですが、どのように利用していいのかよくわかっておらず、上手なまとめ方がありましたら教えて欲しいんです。よろしくお願いします!
(⇒おまとめローンのコツについて

追加返済をこなしていくなどの工夫が有効です

なるほど、複数のカードローンを使い込み、多重債務状態となってしまったのじゃな。うーむ、上手なまとめ方を教えて欲しいのか。では簡単に紹介していこう。まずは、おまとめローンのシステムから整理していこう。

おまとめローンというサービスは、複数の債務を一つの金融機関が変わりに返済し、債務を一本にするというシステムになっているな。利用者は、それまで利用していた金融機関から変わって、おまとめローンを実施している金融機関に返済をしていくことになる。借入利率は借入限度額、返済方法など、全てのシステムが変更になる。
(⇒おまとめローンの仕組みを簡単解説

そして最も重要なのは、おまとめローンは追加借り入れができないということじゃ。多重債務状態でありおまとめローンを利用したい、という人は、借入をすることが身についてしまっている可能性が高い人たちじゃ。これらに該当する人は、追加借り入れができないことで非常に苦しむことが多い。おまとめローンを利用する場合は、このことをしっかりと頭に入れておき、返済の流れをシミュレートしておく必要がある。

これまで多くのローンを利用してきたのであればわかることと思うが、おまとめローンにも、約定返済と随時返済がある。毎月必ず支払わなければならない最低金額と、いつでも追加で返済できるものの二つじゃな。おまとめローンの場合であっても、随時返済を多くしていったほうがよいことは、言うまでもないことじゃろう。

おまとめローンを利用すれば、多重債務状態であった頃よりも、約定返済の総額は下がっているはずじゃ。毎月の利息も少なくなるため、毎月の予算のうち、返済にかかる金額は少なくなる場合がほとんどじゃろう。そうして浮いた金額などを、積極的に返済に回すことで、返済のスピードが格段に上がるんじゃ。

ローンが一本しかないため、月々の返済計画も立てやすくなっているはずである。支払いと支出のバランスを考え、抑えられるところは抑え、自分の生活と金銭をコントロールしていく。これによって、返済はドンドン進んでいくことじゃろう。当たり前のことのようであるが、これが、最もおまとめローンを上手に利用する方法じゃ。是非、参考にしてみてほしい。

おまとめローンの上手なまとめ方のコツとは

おまとめローンの上手なまとめ方というのは、現在の借金の金利とこれから利用するおまとめローンの金利を比較する事にあります。(参考ページはこちら→おまとめローンを扱っている金融業者の比較

おまとめローンは、他社債務の返済用に利用出来るローン商品であり、銀行や消費者金融などで利用する事が出来るようになっています。また、おまとめローンの利用使途は他社債務の返済のみに利用出来るのが特徴で、買い物や旅行などで利用する事は出来ません。

金利が低いおまとめローンは、おまとめローンの上手なまとめ方が出来るローンとなります。現在の借金をしている貸付金利とおまとめローンの貸付金利を比較します。この時、おまとめローンの貸付金利の方が高いとメリットを活かすことが出来ないので注意が必要なのです。

あくまでも、現在の借金の貸付金利よりもおまとめローンの金利の方が低い事が前提条件となりますので貸付金利を比較した上で利用する事が大切なのです。仮に、5社からの借金が有る場合、おまとめローンの金利と5社全ての金利を比較をして、5社の内3社だけが金利が高ければ、その3社だけを対象にしておまとめローンを利用し、完済を行うのです。また、5社とも金利が高い場合は最大のメリットを活かすことが出来るのです。

金利が高い借金を金利が低いおまとめローンを使って返済を済ませてしまうと、それぞれの返済に含まれていた利息を減らすことが出来るのです。例えば、5社からの借金があり、全て貸付金利が18.0%の場合で、それぞれ20万円の借金が有るとすれば、利息は20万円×18.0%÷365日×30日(30日間で計算した場合)=2959円となります。2959円は1社あたりの利息ですので、5社からの借入があるとこれの5倍の利息を支払っている事になるのです。

しかし、おまとめローンを利用して100万円を17.0%で借りた場合の利息と言うのは、100万円×17.0%÷365日×30日=13973円と言う利息になります。

先ほどの2959円と言う利息は1社分ですので、5社分にすると2959円×5=14795円となりますの、14795円-13973円=1002円分の利息を支払うずに済むと言う事になるのです。

【参考ページ】
利息を計算して賢い借り入れを