最近、兄が司法書士の人に相談をして、おまとめローンを利用したらしいのですが、どういうわけか全部をまとめたわけではないらしく、一社だけ残したらしいのです。これは兄が決めたわけではなく、相談した司法書士の方からの指示だったらしいのですが…。

でも、私も兄も互いに家庭を持っているわけですから、おいそれと相手の家庭の事情をあれこれと聞くのも何だか気が引けてしまって。細かいことは聞かずにこの話は終わりました。

おまとめローンっていうから、てっきり借金を全部まとめてしまうもんだと思っていたんですけど、こんなふうに一社だけ残すようなこともあるんでしょうか?

おまとめローンについては、私の主人もちょっと気になるようで、今、夫婦でおまとめローンを利用するかどうか話し合いをしているので、ぜひ情報が欲しいのです。宜しくお願いします。
(⇒おまとめローンの基本について

おまとめローンは全部をまとめればいいわけではないのです

おまとめローンっていうと“借金を一本化して完済!”的なイメージなので、全部まとめて借金返済っていうイメージがありますが、まとめるにもそれなりの知識が必要です。

もちろん、全部まとめてしまうケースもあります。ただ、こういった一部は残して単一で返済を続けさせるのには、それなりの理由があります。

例えば、もう少しで完済出来るもので金利も低いローンの場合だと、このローンよりも長い返済になるおまとめローンに加えて、さらに利息を払うよりも単一でさっさと終わらせた方が損がなく済むのです。

ですから、おまとめローンを利用する時には、専門家へ相談すべきとされるのはこの辺りにあります。もちろん、おまとめローンを利用する窓口でも相談出来ます。窓口で相談する時には、いろんなパターンで返済計画をだしてもらって、一度持ち帰ってからじっくり考える方法もありますし、出してもらったものを、専門家の方に判断してもらうっていうのもアリです。
(⇒融資の返済計画はきっちり組んでおこう

素人判断をすると、毎月の支払がラクになったからって喜んでいたら、完済時の総支払額がまとめる前よりも多かったっていう悲しい現実に突き当たることもありますから、注意が必要です。

お兄様のように、専門の人に相談してから検討するのがいいですよ。ローンの内容によっては、おまとめローンを利用しないでもいいケースがあったり、過払金があったりすることもあるので、そういった細かいことまでみてもらってから利用する方が、絶対に損がありません。

最近では無料相談を受けている専門家事務所もありますから、電話で問い合わせをして、夫婦揃ってお話を聞きにいってみてはどうでしょう。

借入は一社残すおまとめローンがおすすめです

現代社会はローンを気軽に組んで買い物が出来る信用社会になりました。高額なローン契約でない限りはそれほど厳重な審査が行われることもなく、契約しているクレジットカードなどの信用を担保にしてある程度の金額までが自由に使えます。一般的に契約できるクレジットカードも社会人が対象であれば利用限度額が100万円となっていることも珍しくないのです。
(⇒職業により金融サービスの条件は変わる

これはリボルビング払いと呼ばれる分割払いなど、月々の負担が少なく返済していくことが出来るサービスが次々と登場していることにも影響を受けています。これらのサービスを利用する場合には返済しきれない借入残高に対して一定の利息が付くのが一般的ですが、毎月一定額の返済で収入以上の生活をすることもできるようになるのです。

もしもこのような生活様式が当たり前になるのであればクレジットカードでその様なサービスを利用するよりもカードローンの契約をした方がずっとお得になります。クレジットカードの場合にはカードが利用できる加盟店に限定されたサービスになりますし、金利も年15%前後とかなり高いものになります。しかしカードローンの場合にはキャッシングと呼ばれるサービスを利用できますので身近なATMを利用して現金を入手することが容易です。この様に現金化してしまえば利用できないサービスはないと言っても良いでしょう。そして気になる金利も借入金額にもよりますが年利10%を切る利率になることも珍しくはありません。

クレジットカードで沢山のローンを組んでしまっている場合もおまとめローンというサービスを利用してすっきりとまとめてしまうことが可能です。返済日がバラバラで残高の異なる複数契約を持っていてもメリットは何もありません。利用する金融機関を条件の良い一社残すことでそこで全てをまとめてしまうことができるサービスがおまとめローンと尾ばれるサービスです。この様なサービスを上手に活用することで利息を払いすぎることなくお金を借りることが出来るのです。
(⇒おまとめするならどこが良い?