今、3枚のカードローンを使っています。メインで使っているところは1枚だけなんですけれども複数のカードローンを持つ状態になっています。ただ、これはもうかなり長い間こういう状態になっているんですけれども、特に何か不便だというように感じたことはありません。
複数のカードローンを持つ状態がこのまま何年も続いていくと、どういうふうになるのか？もしくは長い間続くと借入などに振りになったりするものなのでしょうか。悪影響やデメリットが出るようなことがあれば解約していこうと思いますので教えて下さい。
今、おまとめローンというものがいろいろなところで出てきているのは知っている人も多いと思います。おまとめローンは複数のカードローンを持つ人に対して、一つのカードローンだけにしてはどうか？というように提案しているものです。これが増えて人気ということは複数のカードローンを持つ状態にデメリットがある証拠です。具体的には余裕がなくなったり金利が高くなったりすることでしょうか。（参考ページはこちら→おまとめローンの具体的なメリットとは何か）
金利が高くなるというのはちゃんとした理由があります。借入をする金額というのが一つ一つ分散してしまうからです。仮にある人の限度額が100万円だったとすると、だいたい50万円、30万円、20万円というように枠が分割されるのです。一社だと100万円の枠が分割されることで、枠に連動する金利がどんどん高くなってしまうのです。おまとめローンで一本化すると逆に下る、というわけです。（参考ページはこちら→おまとめローンで低金利化を進める）
逆に金利が下がる以外にも余裕がなくなるのは枠の問題であります。他社借入を複数している方が、枠が大きくなるんじゃないか、余裕が増えるんじゃないかという風に思いますが逆です。消費者金融も銀行系カードローンも基本的にどれだけの枠を他者からもらっているのかを見たうえで枠を決めています。ですので、枠を他の業者が与えているとその分限度額に余裕があっても増えにくいのです。
結果的に枠も増えにくく余裕ができないということもありますし金利が高くなりがちだというような現象もあるので、おまとめローンをしてそれらを解消しようという人が多いのです。それこそ使っているメインのカードローンがあって、それ以外はほぼ使っていないという人であってもまとめておいたほうが有利なのです。
一時期はカードをいくつも持っているというのはクレジットカードなどでステータスでしたが、今はそういった複数のカードローンを持つ状態というのは金銭的に良くないということなのです。
カードローンの利用数は法律としては上限は定められておりません。利用数が多くなれば返済能力に疑問を持たれ、審査に通りにくくなるものの、複数のカードローンを持つこと自体はできます。これにはメリットとデメリットがあるため、どのような場合に利用し、何に気を付けるべきか理解しておくと安全に利用できます。
（⇒融資審査に通りにくいだけでも大きなデメリット？）
複数のカードローンを持つと短期間に利用額を上げられることがメリットになります。カードローンの新規契約時にはその会社との取引実績がないため、利用限度額は低くなります。利用限度額は申し込みを行って審査に通れば増額できますが、これには最短でも半年が必要であり、確実に通る保証もありません。そのため、すぐに多額の借り入れを行う場合に複数のカードローンを持つ人が多いです。
しかし、デメリットも多いため注意して利用しなければなりません。返済日は各社によって異なり、また、金利や残高なども異なるため管理の手間が増えます。あまり多くの会社と契約しすぎると返済を忘れて遅延を起こしてしまう危険性もあります。（参考ページはこちら→返済に遅れると融資において大きなマイナス）
適用金利の面でも不利な利用になります。カードローンの適用金利には幅があり、利用限度額の引き上げと共に金利は下がります。1社あたりの限度額を引き上げず、利用数を増やして利用額を上げている場合、適用金利は最大になっているため、返済の負担が大きくなります。
このようなデメリットがあるため、短期間に多額の借り入れを行いたい場合以外では複数のカードローンを持つ必要はありません。利用する場合でも管理できる範囲までに留めておくと安全です。また、契約したままにせずに、少しずつ借り入れをまとめて利用数を減らしていくと良いです。
利用数を増やし過ぎて管理しきれなくなった場合にはおまとめローンの利用も検討します。1度に5社以上まとめようとすると審査が難しくなるので注意が必要ですが、数を減らせるため管理が容易になり、適用金利も低くできるので返済しやすくなります。