おまとめローンは多重債務者でもOKなローンだとききました。ということは、誰でもできるキャッシングということですか?
(⇒多重債務者は通常は借りられない?)
誰でもできるキャッシングというのは存在しないはずです。おまとめローンも、その例外ではありません。おまとめローンが利用できるのは、必要な返済能力があると認められた人だけです。この意味では、他のカードローンなどのキャッシングと同じです。
おまとめローンは、誰でもできるキャッシングではなく、むしろ、利用者が限定されたキャッシングです。複数の借入がある人しか利用できません。複数の借入がある人にだけ必要なキャッシングといってもよいかもしれません。おまとめローンの目的は、複数の借入を一本化して、返済しやすくすることにあります。借入の無い人には関係ないキャッシングサービスです。
では、複数の借入があれば利用できるのか、というと、そうでもありません。おまとめローンでも、審査があります。おまとめローンは、審査に通った返済能力のある人だけが利用できるものです。この審査は、他のカードローンなどの審査にくらべて通りやすくなっているわけでもありません。
複数の借入がある人のうち、十分な安定した年収があって、現在の借入額をまとめてしまえば問題なく返済できると判断される人であれば、おまとめローンを利用することができます。十分な安定した年収がなければ、複数の借入があっても、おまとめローンの審査には通りません。もちろん、この場合には、普通のカードローンの審査にも通らないはずです。
多重債務で苦しんでいる人にとって、おまとめローンは救いとなることがあります。多重債務の内に金利の高いものが多くあれば、おまとめローンでまとめることで全体の返済額が抑えられます。返済も月一回になるので、管理もしやすくなって精神的な負担もいくらか減ります。月々の返済額も、別々に返済しているときの総額よりは小さくなるはずです。
もちろん、この月々の返済額を返すだけの返済能力がなければ、まとめることに意味はなくなってしまいます。その場合は、おまとめローンの審査に落とされることになります。そうなれば、別の方法を考えなければなりません。アルバイトや副業などで年収を増やすとか、仕事をがんばって給与を上げるとかです。
それでも駄目なら、法律事務所などに相談して、任意の債務整理などをすることになるかと思います。仕方ありません。でも、そうなると、信用情報として、任意の債務整理の記録が入ってしまうので、後々のキャッシングなどに響いてしまいます。信用情報は、銀行系、消費者金融系、信販系毎にある各信用情報機関に保存され、5年から10年の間、削除されることはありません。
少々話しがそれましたが、おまとめローンのデメリットについても少しお話したいと思います。もっとも大きなデメリットは、おまとめローンで借り替えたときから、追加融資が受けられなくなることです。おまとめローンを始めると、残高がある程度以下になるまでは、追加の融資が受けられないのが普通です。緊急にキャッシングする必要が出てきても対応することができません。
おまとめローンを契約している金融機関とは別の金融機関でキャッシングしてしまった場合は、契約違反となることもあります。契約違反となれば、金融機関は一括返済を求めることができるようになります。一括返済が不可能な状況であれば、保証人を立てるよう求められます。そういった状況で、保証人を探すのはむずかしいだけでなく、精神的な負担もかなり大きいかと思われます。
現代社会では、銀行などの金融機関や消費者金融会社などの貸金業者の個人向け融資サービスを利用する人々が多数います。これらの融資サービスのメリットは、ちょっとしたお金が必要な時や急な出費が生じた時に、資金調達の為に融資を受けることが出来ることです。
借金は、計画的に行なって確実に返済をすれば、特に問題がなく、むしろ、一時的な資金の調達を行える手段として優れています。キャッシングやカードローンは、使用用途が自由ですので、様々な使い方を行っても良いです。審査が通れば、複数の貸金業者や金融機関からお金を借りることも可能です。(参考ページはこちら→この融資審査に通る為には)
個人向け融資サービスを利用している人々が複数の融資サービスを使っていると、次第に月に何度もお金を返済しなければいけなくなるケースが出てきます。月に複数の金融機関や貸金業者に返済を行なうのは、比較的手間が掛かり、金利の総額が膨れ上がります。
複数の貸金業者や金融機関から融資を受けていて、返済総額を圧縮し、返済窓口を一本化したい場合には、おまとめローンを活用すると良いでしょう。おまとめローンは、金融機関や貸金業者が一時的に利用者の債務を一括返済し、立て替えたお金を新たな融資として利用者に請求していくサービスです。
おまとめローンは、利用条件をクリアして審査を通過すれば、誰でもできる返済総額の圧縮法です。カードローンやキャッシングと同じく、おまとめローンの使用用途は基本的に制限がありません。融資の返済窓口を一本化することで、支払う金利の総額を下げることが可能です。
金融機関や貸金業者が展開している融資サービスは、目的に応じて様々なサービスがあり、企業によってサービス内容に違いがあります。特に、金利や返済方法などには、それぞれの企業が他社との違いをアピールしていますので、利用者は自分にとってメリットが高いサービスを利用することが重要です。返済窓口を一本化したり、目的に応じて融資を受けたり、ローンを上手に使いこなすことで、快適な暮らしがしやすくなります。
(⇒自分に見合ったサービスを選ぼう)