複数の銀行でキャッシュカードを持っていると審査時に不利になると聞きました。枚数制限や基準などあるのでしょうか?(参考ページはこちら→複数の融資利用にはリスクあり?

延滞がない場合は問題ありません

クレジットカードやキャッシュカードをたくさん持っている人の場合、もしも一度にたくさんのお金を複数から借りようとした場合にどこかのカードが利用できなくなると信用情報機関を通して借入れの審査を通過しなかったという情報がカード会社それぞれに伝わるので借入れができなくなります。(参考ページはこちら→信用情報機関にはどんな情報がある?

キャッシュカードをたくさん持つのは悪いことではありませんが、やはり信頼性を考えると主要のカードローンやキャッシュカードは1枚、そしてもしものときのために2~3枚程度にするのが良いでしょう。万が一突然お金が必要になり、それぞれのキャッシュカードや銀行カードでお金を借り入れた場合、気がつけば多重債務に陥ってしまいます。

そういった状況を打破するにはおまとめローンを利用するのが一番です。銀行系は一番金利が低めですが、審査が厳しいといわれています。またカード会社系のおまとめローンは銀行系に比べて審査は緩めですが、金利は高くなるといわれています。消費者金融系は一番審査が緩い分、金利も一番高くなっています。

銀行カードとはいえキャッシング機能を使いすぎると利息もそれぞれにかかってしまうので返済に追われるようになります。利息をそれぞれに支払うと結果として高くなってしまい、リボ払いの場合は追加融資を受けても毎月一定額の返済でよいので元金が減らないというデメリットもあります。そういった利息を節約するためにもおまとめローンを利用する方が最近は増えています。

ただこのおまとめローンで気をつけないといけない点は、例えば2年程度で完済する予定だった借入れだったのを7年完済などに引き伸ばしてしまうと逆に総額が高くなってしまう場合があります。そうなると本末転倒ですよね。しっかりとシュミレーションをして総額が低くなるようにプランを組みましょう。

まず審査申込みに必要なものは本人確認書類として運転免許証や健康保険証、そして安定した収入がある証明として源泉徴収票や直近数ヶ月分の給料明細、最後に他社からの借入れの残高と金利が記載された資料が必要となります。

審査を通過しやすい人の特徴としては勤続年数が長い人や収入が毎月安定している人、そして過去に延滞や滞納などの金融事故がない人はおまとめローンに限らず様々なローンに通りやすくなります。しっかりと借入れと返済のバランスを考えて借入れしていきましょうね。

銀行カードローンに「枚数制限」はあるの?

銀行カードローンは銀行が運営するカードローンであり、消費者金融で運営されているカードローンよりも好条件で借り入れをできることが多いというメリットがあります。また経営母体がしっかりとした銀行であるため、初めてカードローンを利用するというような人の多くが銀行カードローンの利用を希望するようになっています。(参考ページはこちら→金融業者によって借り入れの使い勝手が異なる

しかしカードローンを普段から使っていないという人は些細なことに疑問を持ってしまいがちです。そうした疑問の中の一つとしてよく言われるのが「枚数制限はあるのかどうか」ということです。

これについてはどうなのかというと、基本的に法律で定められている枚数制限などはありません。銀行カードローンが契約できるかどうかということについてはそれぞれの業者の判断に一任されていますから、業者が許可を出したのであれば、何十枚でも持つことはできます。

とはいえ、現実的にそういったことが可能なのかと言われれば、実際は難しいということになるでしょう。それは何故かというと、複数のカードローンと契約している状況は「多重債務」と呼ばれる状況になるからです。

多重債務とは複数の債務を同時に所有していること、つまり借金をいくつも抱えてしまっている状態のことを言います。この状態になってしまうとカードローンの返済日・利息などの管理でミスが生じがちになり、また債務超過の状態に陥りやすくなってしまうのです。

もしすでに複数のカードローンと契約している人に対して、新たに銀行カードローンを契約するということになってしまうと、貸し倒れのリスクがさらに高まることとなってしまいます。貸し倒れが多発するとカードローン業者の経営は急速に悪化していきますから、一般的には複数のカードローンと契約している人は、新規契約を結ぶことが難しいということになっているのです。

傾向としては「3社程度まで」なら問題ないとされることが多いのですが、より安定性を求める業者などの場合は、すでに「2社」と契約しているというだけでも契約を断ることがあります。過去にカードローンを利用していたことがあるという人や、どうしても銀行カードローンを契約したいという人の場合は、なるべく他社からの借り入れを完済するか、契約を解除してから審査を受けるようにしましょう。