おまとめローンで一本化をしようと思うのですが、もしものために限度額を増やす方法ってあるのでしょうか？

はい、あります！

まず借入のときにそれぞれの金融機関とあなたの間で限度額が決まりますよね。それはあなた自身が借りられる限度額と、企業自身が決める限度額を照会してあなた自身の借入可能限度額というのが決まります。

しかし限度額の引き上げは数ヵ月後から可能となりますが、その時にまた審査があるのをご存知でしょうか？その審査時に必要なのは本人確認書類として免許証や保険証、そして収入の証明として数か月分の給料明細や源泉徴収票が必要となります。（参考ページはこちら→融資審査で使う事になる書類とは）

そして最後にもっとも重要なのが滞りなくこれまで返済できていたという実績です。借入した額を滞納せず返済していれば限度額の引き上げはほとんどの場合可能となります。それと同じでおまとめローンだとしても返済に滞りさえなければ利用目的が多重債務の解消、返済だけでなく借入ができるのです。

今後の借入のときのためにも覚えておいて欲しいのが、滞納や延滞というのは信用情報機関にあなたの金融情報として登録されてしまいます。つまり収入があって他社から借入がなくてもあなたの返済がルーズだと判断されたらどんなローンでも通りにくくなってしまうのです。もちろん過去５年程度の情報までを目安として判断されますが、それでもあなたの人間性としてはマイナスな判定につながります。

借りたものはきちんと返済する。多重債務の場合あちこちの金融機関にそれぞれ返済するようになって大変！ということでおまとめローンを利用するのが一番効率的でローンも一本化されることでそれぞれにかかっていた金利も一本化されるという大きなメリットがあるのです。

とはいえおまとめローンでほとんどのローンを完済した場合、限度額の引き上げを求めるだけでなくもう１つの考え方として、新たな借入を申し込む、というのもひとつの選択肢です。もしもおまとめローンの残高もほとんどなくなり、返済状況も落ち着いてきたけれど限度額の引き上げに失敗した場合はもう１つだけに絞って申込みをするというのも良いでしょう。その場合はしっかり規約を読んで、どうしてもお金が必要だという旨をおまとめローンの会社に伝えておきましょうね。黙って借りても結局信用情報機関を通して発覚してしまいます。

何よりも多重債務を避けることが一番大切です。急いで返済しないといけないからといってどこかから借り入れてつないでいたらいつまでも完済できません。やはり一番のオススメはおまとめローンの限度額の引き上げですね。しっかりと自分の金銭状況を理解して借入、そして返済していく事が何よりも大切なのです。