おまとめローンの利用をして債務をなんとか整理しようと考えて、良さそうなおまとめローンに申込みをしてみたのですが、全部の申込みの審査に落ちてしまいました。友人から申し込みブラックだと言われたのですが、どういうことなのでしょうか。どうすれば良いのでしょうか。

しばらく期間を空けて一社ずつローンに申込むようにしてください

同時に何軒かのローンを申込む、多重申込みをしてしまうと、申込みブラックになってしまうことがあります。ローンの申込みをしたとき、申込み履歴が個人信用情報機関に登録されることになっています。そして業者が申込み審査をする際、借入件数の他に、最近の申込み件数などの申込み履歴も必ず参照されるのです。申込み履歴を参照する理由は、それらの申込みによって総量規制の上限を超えてしまう可能性があるからなのです。(参考ページはこちら→融資審査で参照する事

過去のキャッシング・ローンの利用状況の善し悪し以上に、この多重・連続申込みの履歴は簡単に申込み審査を通過できなくしてしまうということができます。業者からは何故複数件のローンを申込んだのかなのどという確認はありえません。疑わしきは審査落ちということがローン審査の基本なのです。それが信用によるキャッシングの鉄則と言えるでしょう。

ですからローンの申込み状況を自分で判断するより他はありません。短期間に数件の申込みをしてしまったというのであれば、申込みブラックを疑った方が良いかも知れません。原則的には1週間以上の期間を空けて、ローンを申込みする方が良く、できれば10日以上間を空けた方が良いとも言われます。この期間を過ぎれば、申込み記録は参照されることはなくなるはずなのです。

おまとめローンの利用を検討しているなら、まず信用度を向上する工夫をした方が良いかも知れません。一番に検討するべきことは、借入件数を増やすこと、新たな借入先を探すことではなく、現在のローンをできるだけまとめることです。借入件数を減らすことは信用度を非常に向上させることができます。できれば3件以内にローン先をまとめることができるように工夫することがよいでしょう。

ただ、どの業者であっても同じように申込みブラックに反応するとも言えないことも事実です。つまりある業者は1社の申込みが先行していると、申込みの多重になっていると判断するかも知れませんし、他の業者であれば3者程度の申込みがあっても多重申込みとは判断しないこともあるようです。このことは、多重申込みの基準が業者毎に任されてることによります。

一般的傾向としては、銀行系や大手、準大手の消費者金融業者は連続申込み、多重申込みに厳しく対応する傾向があるようです。それ以外には連続申込み、多重申込みに対して緩やかな判断をする業者もありますので、そのような業者を探して申込みをすることができるでしょう。これも業者による対応の違いがかなり大きいということを示しているのです。ですから1社でダメだったから全部ダメだとは考えないようにしましょう。

申込みブラックが疑われるときは、まず自分の信用情報と申込み内容のチェックをしっかりと見直すことが必要です。そして次にローン件数を減らすことができないかを検討するようにしましょう。その上で、最後の申込日から一週間、できれば10日以上空けて、もう一度、おまとめローンに申込むという手順を踏むと良いと思われます。申込みブラックはほんの短期間だけの話に過ぎないので、あきらめないことが肝腎です。

おまとめローンの特徴と申し込みブラックにならないためには

複数の金融業者からの借入を一本化させることが出来るローンの事をおまとめローンと言います。おまとめローンは、消費者金融、銀行などで利用する事が出来るローンで、他社債務の一本化を利用使途としているのが特徴なのです。

消費者金融には総量規制が有りますので、年収の3分の1を超える借入を行う事は出来ませんが、総量規制には例外貸付が認められており、おまとめローンなどの場合は年収の3分の1を超えていても利用する事が出来るのが特徴なのです。便利なローンではあるのですが、利用する場合は金利の低いローンを利用する事が必要となります。

現在の借金の金利と、新たに利用するローンの金利を比較して、新しく借入するローンの金利が低い場合に限りメリットを活かすことが出来るのです。複数の債務を1つにまとめた場合、返済先は1つになります。これはこのローンのメリットの1つではあるのですが、金利の低いローンを利用して他社債務を一括返済を行えば、毎月の支払額に含まれる利息を減らすことが出来ますし、返済総額も少なく済みます。そして、金利が低くなることで、月々の返済額が少なくなるなどのメリットが出て来るのです。(参考ページはこちら→おまとめするなら必ず低金利を意識しよう

所で、1社目の金融業者に申込みをして断れ、2社目、3社目と続けて申込みを断れた場合には4社目の申込みは控えることが必要と言われています。これは申し込みブラックと呼ばれる状態になるからで、短期間の申込みをするのは3社までにとどめておくことが重要なのです。

申し込みブラックの状態になりますと、どの会社でも申し込みをしても審査に通る事は有りません。何故、審査に通らなくなるのかなのですが、審査をする時は金融業者は申込み者の個人信用情報を照会します。照会をすると言うことが個人信用情報に残ることになりますので、2社目の会社は個人信用情報を照会した時に既に1社の会社に対して申込みをして断れていることなどが明確になるのです。

短期間に申込みを行うことでお金に困っている人と言う判断が下されてしまうので注意が必要なのです。