カードローンを一つにまとめるには、他のカードを解約して一つのカードローンに集約するだけではないのですか?おまとめローンが使えるの?

おまとめローンの利用で利用限度額以上のローンがまとめられます

ローンとは分割払いのことです。高額の商品を購入する時に一括で支払うことには問題が生じる場合があり、これをローンで支払うことでリスクを分散させる効果があります。例えば住宅ローンや自動車ローンを思い浮かべてみればおわかり頂けるでしょう。現在ではスマートフォンの高額商品化に伴ってローンによる購入が普通になってきました。この他にも高額のものに特化したローンが数多く用意されています。
(⇒そのスマホからも融資が利用できるのは知ってましたか?

そして一時的に資金を都合することをキャッシングと言います。給与の支給日までの数日間の出費を間に合わせなくてはならない、あるいは購入しようとしていた商品代金が少しオーバーしてしまったなど少額・小口の現金の必要は意外なところにあるものです。これらのキャッシングをローンで利用するのがキャッシング・ローンということになり、各消費者金融業者がそれぞれ工夫して提供しているサービスなのです。

そのようなキャッシング商品の中でも特別キャッシングの利便性を向上させた商品がカードローンということになります。カードローンでは申込みをして審査に通過すれば、キャッシングを実行する代わりにキャッシング・カードを発行します。そして実際のキャッシングはこのカードを用いて各所に設置されているATMなどを利用しておこなうことになります。(参考ページはこちら→ATMから手軽にお金を借りる

カードローンは設定された利用限度額内のキャッシングであれば、何度でも利用することができます。キャッシング残高が利用限度額に達するまで利用方法は自由です。この利便性がカードローンの最大の魅力ということになり、今必要ではなくても手元に用意しておくことでいざというキャッシングの時には手間要らずで必要に対応することができるのです。

カードローン利用の問題点はまさにこの点にあるとも言えます。便利に使えるカードローンは使用目的が実質上特定されていません。言い換えると何にでも使えるということであり、他のカードローンの返済のためにキャッシングをすることだってできてしまうのです。これが問題になるということはあまり認識されないことかも知れません。この返済目的での利用は将来的に禍根を残します。

カードローンの利用ではリボ払いによって返済することが普及しています。そして返済金額の中にはリボ払いの利息分が含まれています。ここに返済目的での利用の問題が生じるのです。つまり返済金額をキャッシングするとキャッシング額が新しい元金になります。この元金には支払利息が含まれるのです。これで間接的な複利計算をすることになるのです。複利計算のローンになってしまうと、利息が利息を生み出してしまうのです。

このような状況とカードローンの複数利用とは密接な関わりがあります。手元に複数のキャッシング・カードがあることで返済目的での利用がしやすくなってしまうことでしょう。結果として複数のローンを抱えて毎日返済支払日の算段をしなければならなくなってしまうこともあるのです。おまとめローンはこのような状況から抜け出すために提供されることになった政策的サービスの一つです。

おまとめローンを利用して複数のローンを完済し、一本化することができます。カードローン毎に定められた利用限度額の枠を超えたおまとめが可能になるのです。これによってローン金額がまとまりますので、設定金利が低く抑えられることにもなり返済計画に余裕が生じるのです。おまとめローンを利用しなくても、一枚のカードローンに集約することができれば、当然同じ効果を持つことになります。

カードローンを一つにまとめるメリットとデメリット

カードローンを一つにまとめるとはどういったことなのでしょうか。これは複数の業者から借り入れているカードローンを1つの業者にまとめてしまうことで、返済の手間や返済の金利を安くしようというシステムになります。

このカードローンを一つにまとめる方法をおまとめローンと呼びますが、このおまとめローンの仕組みはこうです。まずおまとめローンの審査に通過すると、本ローンの業者から、そのほかの借り入れをしている業者に対して資金が振り込まれ、それによって借金が完済されます。
(⇒審査に通らないならもちろんおまとめ出来ません

その後で、本ローンの業者に対して、まとめた分の借金を返済していくといった形になります。このおまとめローンと最大のメリットは、利息が安くなるという事です。

カードローンは借入額に応じて利息が変動していきますが、この利息は借入額が多ければ多いほど安くなる傾向にあるのです。ですので合計額が同じ額であっても1社からの場合と複数の会社からとでは、利息が変わってくるのです。

今現在の一般的な金利は50万円以下が18%、100万円以下が14.8%、200万円以下が8.7%、300万円以下が7.8%、500万円以下が4.8%となっています。

例えば5社から30万円を借り入れており合計が150万円だった場合に、利息は30万円×18%×5社となりますので、年間で27万円の利息となりますが、1社から150万円となれば150万円×8.7%となって利息は年間13万円で済む計算になります。

この利息が下がるという事がおまとめローンの最大のメリットで、逆に言えばそれを行った場合でも利息が下がらないようであれば行う必要はありません。

ではおまとめローンをした場合でも減らないということがあるのか見ていきましょう。これは金利は減るが返済期間が長くなることで逆に返済額が増えるというものです。

300万円の返済を月々の返済額が13万円から8万円になるものを行った場合に、利息は年間18%から15%なります。しかし返済期間が3年から6年になってしまい、返済総額が100万円以上も増えてしまうのです。

このようにしっかりと計算を行わなくては逆に損をする場合もあるという事になります。

【参考ページ】
お得におまとめ出来るか不安な方へ