おまとめローンは、最低でどのくらいの利子で借りられるものなのでしょうか。現在、200万円の借金があり、返済するのにキツイ状況です。おまとめローンをすれば少しは負担が軽減されるのかと思いますが、正直、利子を払うのも難しい状況なので、できるかぎり少ない利子のおまとめローンに申し込みしたいと考えています。

いろいろとおまとめローンができる会社はありますが、どの会社が最も利子が低いのでしょうか。私は、28歳女性会社員なのですが、私でも最低利子でおまとめローンできる審査に通るのでしょうか。
(⇒低金利でお金を借りるには

利子が最低でもその利子で借りられるかはわからない

御存知の通り、おまとめローンを行っているカードローン会社はたくさんあります。その中で、最低利子の会社は、オリックス銀行カードローンだと思われます。オリックス銀行カードローンの利子は3.0%から17.8%です。この最低利子3.0%というのは、カードローン会社の中でも最低です。さすが銀行のカードローン!という感じですよね。

しかし、いくらオリックス銀行カードローンが最低利子を記録していたとしても、あなたがその利子で借りられるかどうかはわかりません。おまとめローンを申し込みする時は、最低利子ばかり見ていてはなりません。最高の利子で借りる場合が圧倒的に多いからです。

オリックス銀行カードローンの場合、最高利子は17.8%です。これは、一般的な消費者金融会社とほぼ同じで、あまり低いとはいえない利子です。あなたの年収がよっぽど高く、オリックス銀行との信頼が急に築けるのであれば、最低利子で借りられることもあるでしょうが、ふつうは、まずは最高利子からスタートします。ですから、おまとめローン比較の時は、最低利子よりも、そのカードローンの最高利子をまずは比較した方がよいでしょう。

「最高利子」が最低といえば、東京スター銀行のりかえローンです。利子の幅は、7.8~9.8%です。非常に低い金利で驚きですよね。おまとめローンといえば東京スター銀行といわれているのもわかります。

しかし、このように最低利子ばかりを比較しても、おまとめローンが成功するとは限りません。利子のみならず、サービスや借りやすさで比較しなければ、おまとめローンが結局失敗してしまって、生活がラクになるどころか、おまとめローンのせいで失敗してしまうということにもなりかねません。

また、利子が低いところは、やはり人気も高いため、申し込みしても審査で落ちてしまう可能性も高くなります。お急ぎなら、まずは審査に通ることを目標に、利子のみならず審査の甘さや幅の広さでカードローン会社を比較するのもよいでしょう。(参考ページはこちら→おまとめローンの選び方について補足

最低金利のおまとめローンにすれば利子が減る等のメリットがある

おまとめローンというのは、簡単に言えば複数の金融機関から借りていた借金を1社のローンにまとめることを言います。つまり、今まではいくつかの金融機関からそれぞれ借りていたのを、今まで借りていた金融機関とは別の金融機関でお金を借りることによって、その他の金融機関からの借金をすべて返済してしまい、最後に借りた金融機関からのローン1本に絞ってしまうことを言います。
(⇒おまとめ先の金融業者にはどんなところがある?

おまとめローンを行っても、借金の元本は全く減りません。しかし、一般的におまとめをするときには、今まで借りていた金融機関よりも金利の低い、できれば最低金利の金融機関からお金を借りるため、利子が減って、総返済額はぐんと減ります。これがおまとめローンを行う第一のメリットです。

要するに、今までは高い金利で複数社からお金を借りていたのを見直して、もっと安い金利でお金を貸してくれる金融機関からお金を借り、そのお金でもって今までの借金を返済し、それ以降は、安い金利で借りたお金を返済していくようにすることで、月々の返済を少しでも楽にすることを目的としているのです。

おまとめローンでは、どうして最低金利でお金を借りることができるのかというと、複数ある借金をまとめて返済するために、大きな金額のお金を借りることになるからです。一般的には、金融機関から借り入れる金額が大きければ、最低金利に近づく傾向にあります。従って、複数の借金を抱えている場合には、まとめて一つの借入額の大きなローンにしてしまった方が有利なのです。

おまとめローンにすると、借金の管理を一元化することができるというメリットもあります。複数の金融機関から借金をしていると、それぞれの借金ごとに、月々の返済額や返済日を明らかにして、それぞれに返済していく必要があります。一つ二つの借金ではそのような作業は苦になりませんが、五つも六つも借金を抱えてしまうと、それぞれの返済額や返済日を管理するのは大変になります。しかも、管理できなければ延滞になり、余計に苦しい立場になってしまうのです。この点からも、借金は一つにまとめておいた方がメリットがあります。
(⇒延滞してしまえばどんな問題が発生する?