高校生と中学生、二人の子どもを持つ50代の主婦です。二年前、主人が体調を崩してしまい、検査入院、その後の通院のために、長期休暇の状態で、会社の出世コースからは完全に脱落してしまった形で収入に不安が生じてきてしまったため、今までパート勤務だったのを正社員雇用としてもらい、フルタイムで働くようになりました。子どもたちは揃ってお金のかかる私立に通っており、せっかく受験勉強をして合格したのに、親の収入が下がったから、と公立に転校させるのは忍びなかったので、とにかくもう、必死で働くしかありません。

今度、上の子どもが高校主催の希望者のみの海外研修、いわゆるプチ留学なのですが、ぜひとも行きたいと申しております。上位成績者20名までの狭き門、そこに入れた、というのは喜ばしいことなのですが、なんと、費用が全部で70万円ほどかかると言うのです。とてもではないですが、今の我が家の経済状況では出してやることができません。

しかし、子どもが楽しみにしているので、なんとかお金を捻出してやりたいと考え、消費者金融にカードローンを申し込んでみることを考えました。大手は審査がたいへん厳しいと聞きましたが、中堅消費者金融はどうなのでしょう?切羽詰まっておりますので、絶対審査に通る賢い方法を教えてください。(参考ページはこちら→融資審査に通る方法なんてあるの?

カードローン申し込みが初めてなら、ほとんどの場合審査に通る

ご主人が体調を崩し、会社を休みがちとのこと。ご主人の体調を気遣いながら、子どもたちの学習意欲を衰えさせることなく、正社員としてフルタイムで必死で働いていらっしゃるのですね…。ご苦労をされているのに、とても前向きで頭の下がる思いです。

さて、このたびは高校生のお子さんが学校主催のプチ留学への参加を希望されているのですね。しかも、上位成績者20名の狭き門に入れたということですから、お子さんのその頑張りには、ぜひとも報いてあげたいもの、なんとかして参加させてあげたいと思うのが親心ですよね。

70万円ものお金をキャッシュでポン、と用意するというのは、普通のご家庭では、ちょっと難しいのではないでしょうか。おそらく、どこかしらの蓄えを切りくずして、かきあつめて…、という感じではないでしょうか。

しかし、現状として相談者さんのご家庭では、ご主人の病気のこともありますし、崩してさしつかえないような蓄えもないということなのでしょう。そこで消費者金融でカードローンを申し込むことを考えられたのですね。

たしかに、相談者さんのおっしゃるように、大手消費者金融の審査は多少厳しくなっています。ご主人は休職中なので、奥様の名義で借りられるとなると、収入、信用度の面でどうなのか?と不安もあるのでしょう。

相談者さんご自身に今まで、ローンの経験がまったくない、ということなら、大手消費者金融でも、審査に通ることはさほど難しくないと思われます。しかし、金額が70万と多少多くなっておりますので、この金額通りに借りられるかどうか、ということでちょっと心配ですね。

中堅消費者金融ならば、大手よりは審査基準が厳しくはありません。中堅ならば、まったく名が知られていないわけではなく、また、貸金業者としての歴史もそれなりに長く、重ねてきたところがほとんど。安心してローンを組むことができるでしょう。
(⇒状況によって申込先を変えていきましょう

審査に通るコツは、虚偽の記載をしないこと。虚偽でなくとも、記載ミスに極力気をつけること。あとは、返済方法や利息など、あなたの希望にあった中堅消費者金融を見つけてください。申込時はいっぺんに複数社を申し込まないこと。審査に通りずらくなります。

中堅消費者金融の申し込み方はどうやれば良いのか

中堅消費者金融の申し込み方は大企業の消費者金融と比べて何が異なる点があるのでしょうか。だとすれば、どのように申し込めば良いのでしょうか。

企業毎の違いもありますが、大企業と中堅企業との違いはまず口コミの数があります。中堅の消費者金融は、最近金融業に着手した企業が多いです。また大企業のようにテレビCMやインターネット広告を利用しての告知も少ないために、そもそもの申込者がおらず、口コミをする人もいません。(参考ページはこちら→口コミが無い融資は危険?

それゆえ、中堅消費者金融の申し込み方としては、どの金融機関に申し込むか選択する事がとても重要になってくるのです。良いか悪いかの判断は、企業の情報を見て自分だけで判断をしなければなりません。可能であれば家族や知人に適しているかどうか相談に乗ってもらうほうが良いでしょう。

次に、申し込みの手段です。先述のように、中堅消費者金融は設立して間もない企業が多いです。それゆえ、インターネットを介したローンの提供を行っていない所もあります。また大企業のように全国に支店があるとは限りません。自分に合っていると思って申し込んだ金融機関が、実は店舗の窓口でしか申し込みができず、しかも遠方に所在があるという可能性も否定できません。

借り入れ内容が魅力的でも、申し込みの手段と所在地はしっかりと確認しておきましょう。申し込みは電話や郵送でできるとしても返済が窓口でのみという可能性もありますし、何かあったときの事を考えると、金融機関の窓口は身近にあったほうが便利です。

加えて、借り入れが可能となる時期にも違いがあります。大手企業では即日で可能にしているところが多いですが、中堅企業の場合はあまりありません。その為、予め借り入れの予定を立てておき、希望する日に借り入れができるようにしなければいけません。申し込みの流れを確認し、借入が可能になるまでのおおよその日数を確認してください。またそれを踏まえて早いうちから借入先の企業を考える必要があります。

【参考ページ】
大手じゃない金融業者の使い方マニュアル