以前は多重債務者と聞くと、人生の落伍者のようなイメージで自分とはまったく違う世界の人たちの話だと思っていました。しかし、いま、自分が多重債務者になってみて、人は簡単にこちらの世界に足を踏み入れてしまえるんだなあ、という印象です。というのも、約1年ほど前に消費者金融から借り始めたばかりのころは、額もさほど多くなく、借りたらすぐ返すという、模範的なキャッシングを繰り返していました。

しかし、3カ月程たって、だんだんと感覚が麻痺してきたんでしょうね、一気に50万円を借りたのが失敗でした。ボーナスが翌月には出ることになっていたので、それで返済できると思っていたのですが、会社から突然のリストラを言い渡され、ボーナスもカット。その借金をそのまま背負い続けることになりました。

その借金を返すために、リストラされる間際に別のところ2社からの借り入れを取り付け、そこからは自転車操業の日々が始まりました。リストラされたあとはバイトでなんとか生計を立てながら、最悪の状況に陥るのは避けられていますが、それでも時間の問題なのでは、という感じがしています。
(⇒バイトで融資を使うのは大変?

こうした複数に膨らんでしまった借金を一本化するための方法を知りたいと思っています。良い方法をご存じの方は教えていただけないでしょうか?

おまとめローンか任意整理のどちらか

一般的に言って、あなたのような多重債務の状況で、借金を一本化するための方法は、民間の金融機関の商品を利用するか、それとも弁護士や裁判所の介入をお願いして、法的に債務を整理するかのどちらかになるかと思います。それぞれメリットとデメリットがあります。

東京スター銀行などが実施しているサービス、それが「おまとめローン」です。つまり、銀行からまとまったお金を借りて、一旦複数の借金を処理してしまい、その後はその銀行への返済を続ける、ということです。返済日が一日になりますし、借入先も一つになるので、ストレスは減りますが、全体的にみると、支払うコストが減ることは期待できません。(参考ページはこちら→どんな金融業者でおまとめは可能なの?

もし、あなたが法的債務整理を受け入れることができるのなら、支払う金利や手数料はこちらのほうが安く済みます。ただ、任意整理をしたことは、あなたの信用情報にも残りますので、その後の借り入れなどがしばらくの間難しくなることが予想されます。おまとめローンと法的債務整理のメリットとデメリットをよく比較していただき、あなたにとってベストの選択をしていただきたいと思います。

将来の生活に繋がる消費者金融の借入金を一本化

複数の借入は計画性が有ってこそ実現が可能で、返済の実績と信用の積み重ねによって維持されています。維持された信用は簡単な事でバランスが崩れますから、計画的な返済と返済状況の把握が大切なのです。様々な金融機関からの借入は全体を把握する事を難しくして、返済の計画に支障が出る原因となります。分かり易い返済状況は目で見て把握出来ますから、返済が着実に行われる事で自信に繋がると言う事が出来ます。

借り入れを分かり易い状態にして計画を立てる事は大切ですから、利用している金融機関が増えた場合には対策が必要なのです。消費者金融の借入金を一本化は計画の一つとして考える事が出来るので、把握し易い状況の実現の為にも金融機関の数を見直す事が求められます。計画を実行する上での消費者金融の借入金を一本化は、十分な限度額と返済の実現性を確認する事が欠かせない事なのです。返済を続けられる環境が必要で、収入とのバランスが必要です。

現実的な計画の実現が消費者金融の借入金を一本化で可能となった場合は、着実に返済を行って行く事が重要になります。信用が有るからこそ消費者金融の借入金を一本化が認められますから、信頼を損なう様な約束を破る事は避けるべきです。お金の関係とは言っても契約を行った状態での事なので、約束が果たされる事が何よりも重視されます。返済が計画通りに終わればお金の悩みから解放されますか、新たな計画を立てる事が出来る様になります。

次のお金に関する計画を立てるまでには返済を終わらせる事が必要で、計画のバランスを崩す要素が無ければ予定通り終わります。計画通りに進まない場合は何らかの問題が発生して、返済に必要なお金が用意出来ない状況と言えるのです。計画を崩す大きな原因は収入源を失う事ですから、安定した収入を確保する事が返済には欠かせないのです。収入の安定は仕事の安定から得られる物なので、消費者金融の借入金を一本化による返済には勤め先の経営状態も影響しています。