消費者金融初心者です。消費者金融というと何だか怖いイメージがあるので、お尋ねしたいと思います。先日、ネットで消費者金融からの借り入れに関していろいろと調べていたところ、必要とされる書類について書かれてありました。

そのうちの一つに「申告書」が挙げられていましたが、具体的にはどんな書類がその中に含まれるのでしょうか?また、その申告書を提出する際に気をつけるべきこと、つまり審査に通りやすい方法とか、これをやってしまったらタブーとか、ありますか?教えていただけましたら幸いです。よろしくお願いします。

消費者金融の書類は本人確認と返済能力確認のため

まず、一般的な話からいたしましょう。質問者様は消費者金融初心者でいらっしゃって、お金を借りること全般に不安をいただいておられるので、できるだけわかりやすく説明したいと思います。

消費者金融からお金を借りるのが何だか怖い、というのは過去の「サラ金」のイメージが残っているからでしょうか?それとも、消費者金融からの借り入れを返しきれずに自己破産したりする人たちが相次いでいるからでしょうか?もちろん、そういった実態はあるとしても、きちんと合法的にお金を借りて、契約内容に沿ってお金を返済すれば何も怖いことはありません。
(⇒自己破産するとどうなってしまう?

質問者様がお金を貸すことを思い浮かべてみてください。あなたが「こんな人にはお金を貸したくない」という人はどんな人達でしょうか?一つは「どこの人か身元がわからない人」ではないでしょうか?お金の返済などが遅れてしまって、連絡がつかなくなってしまったら大変ですよね。そして、もう1つはなんといっても、その人は本当にお金をきちんと返済できるのか、ということではないでしょうか?

簡単に言えば、その2つの要素を見極めるのが審査で、その際にいくつかの書類の提出が求められる、というわけです。あなたがおっしゃってきる申告書もその中の一つです。申告書といってもいろんな申告書がありますが、一般的に提出が求められるのは確定申告書です。普通、サラリーマンの方は確定申告は必要ありませんから、源泉徴収書の提出が必要になります。個人事業主の方はご自分で確定申告をして、その控えを毎年とっておられると思いますので、その写しを消費者金融に提出することになります。

確定申告書であっても、源泉徴収書、あるいは給与明細であっても、目的は一つです。つまり、あなたの返済能力をチェックするということです。この書類の提出の際に重要なのは決して虚偽の記載をしない、ということです。もし、嘘を記載するなら、相手からの信用を失うことになりますし、最悪な事態としては法的な責任を問われることにもなりかねません。

信用審査に必要とされる消費者金融の申告書とは

消費者金融は、個人向けに小口の融資を行っている貸金業者をさす言葉です。個人向けの小口融資としては、消費者金融のほかにも銀行のカードローンやクレジットカードのキャッシングなどがあります。各社ともにそれぞれにサービスが異なり、消費者金融は借り入れがし易い一方で金利が高い傾向にあり、銀行のカードローンは金利が低い傾向にあります。いずれにしてもこれらのサービスを利用する場合には、返済能力に関する審査を受けて通る必要があります。
(⇒銀行と消費者金融ではどう違う?

審査を受けるさいに提出すべき消費者金融の申告書とは、本人を確認する身分証明書のほか収入を証明する書類が該当します。身分証明書として、一般的なのは運転免許証ですが、持っていない場合には健康保険証やパスポートとなります。また外国籍の場合には在留カードや特別永住者証明書となります。これらの身分証明書が用意できなければ、殆どの消費者金融の場合、利用することができません。

一方で、これらに記載されている住民所と住んでいる住所が異なる場合には、税金関係の領収書や請求書または納税証明書や、社会保険料の領収書または請求書、公共料金の領収書または請求書、住民票の写しなどが必要になります。

また収入証明は希望の借入金額が50万円以上または他社との借り入れを含めて合計で100万円を超える人に必要となります。50万円以下の借り入れでは収入証明の書類の提出は不要です。収入を証明する書類としては、最新の源泉徴収票や確定申告書、また直近2ヶ月と1年分の賞与明細書を含めた給与明細書のいずれか1点となります。

これらの書類は直接、申し込み店舗に持参した場合は、機械に読み込ませるか、コピーして返還してくれますが、郵送の場合には返送されないため、コピーを送る必要があります。また最近は、これらの書類を携帯電話のカメラ機能を使って写真に撮りメールや専用アプリを使って送信するだけでも良いというところも増えています。

【参考ページ】
融資で必要となる書類を事前に用意しよう