まもなく卒業を控えている大学生です。去年くらいから複数のカードローンから借金することを覚えてしまいました。いまでは借り入れは随分と減ったのですが、それでも200万円ほどあると思います。こうなった理由の一つは、以前付き合っていた彼女がとんでもない浪費家だった、ということがあります。

小さい頃から甘やかされて育った彼女は、デートにしても、食事にしても、すべて私にお金を出すことを要求しました。一緒に買物にいくと、毎回ブランドものの洋服やカバンを買わされました。周囲からみれば、なんてバカなことをしたのだろうか、と思うのですが、彼女から見下されたくなかったし、離れていってほしくなかったので、そうせざるを得なかったのです。

しかし、借金がかさんで、あるとき、正直に自分の経済状態について話すと、彼女は小馬鹿にしたように私を一瞥し、すぐに別れることを切りだされました。自分が情けなくて仕方がありませんが、あれこれ言っても後の祭りですので、いまはとにかく追ってしまった借金をどう処理するか、ということに思いを向けています。

借入先が複数なので、おまとめローンを利用することができるのだろうか、と考えているのですが、一つ心配なのは自分が学生だということです。学生でもおまとめローンは利用できるのでしょうか?教えていただけましたら幸いです。よろしくお願いします。
(⇒おまとめローンに必要な事を学ぶ

学生ゆえにおまとめローンが利用できないことはないが、審査が困難

モビットを始め、おまとめローンを実施している会社は、借りる条件として、学生だから不可としているわけではありません。ただ、おまとめローンの他の条件と検討したときに、質問者様のような条件であれば、借り入れは困難であると言わざるをえないでしょう。

おまとめローンの仕組みを簡単に説明しますと、まずおまとめローンを実施している金融機関が質問者様にすべての借金を完済できるだけのお金を低金利でまとめて貸してくれます。その資金で借金をきれいに処理したら、今度はそこだけを相手に返済を続けていくことになります。
(⇒おまとめローンは本当に低金利?

このことからわかるようにかなりの金額をまとめて借りなければならないので、質問者様の与信、つまり信用がかなり重要になります。そうなると、学生の方はどうしても不利にならざるを得ません。収入源はやっていてもアルバイトでしょうから、安定した収入が得られている、しかもまとまったお金を貸すだけの返済能力があるとはなかなか評価できない、というのが現状です。(参考ページはこちら→アルバイトでおまとめローンは組めない?

そもそもあなたが学生でありながら、どうやってそこまでのお金を借りられたのか不思議ですが、学生ローンか何かでしょうか?可能性は低いですが、まずはおまとめローンを実施している会社に尋ねてみてはいかがでしょうか?

学生でもおまとめローンは申し込めるって本当?

一部の金融機関では、学生であってもおまとめローンを利用することが可能です。もちろん申し込みには審査があり、それに通って初めて利用することができます。申し込み条件でまず重要なのが年齢です。学生といっても未成年ではローンを申し込むことはできません。年齢については金融機関のホームページ等で明記されていることも多い条件なので申し込み前に確認しましょう。借り入れ自体を行うかどうかは別にして、予め申し込みをしておきたいという事もあるでしょうが、20歳になるまでは我慢しなければなりません。

また収入においても、学生は同様に審査されます。つまり、アルバイト等で良いので個人で安定した収入がある場合に許可されるのです。両親からの仕送りだけで生活している場合は、審査に通らないことが多いです。配偶者の収入でも申し込むことができる専業主婦とはここが異なります。

また投資などによる収入は安定したものとは見なされないので注意が必要です。また金融機関でも消費者金融で申し込む場合、総量規制に該当するため、アルバイトの年収の3分の1以下の限度額が設定されることは念頭に置いておきましょう。銀行系のローンであれば総量規制には該当しませんから、申し込む場合は銀行系のローンを中心に探してみると良いでしょう。(参考ページはこちら→自分の状態によって申込先を変える

一方で、本当におまとめローンが必要なのか、借りる前に考えることも必要でしょう。おまとめローンとはそもそも、複数の金融機関でローンを組んでいて、それを一つにする為のものです。もし複数社から借り入れをしていない、或いは必要な金額がそこまで高額ではないのなら通常の学生向けローンで事足りる場合もあります。

たくさん借りることが出来るからおまとめローンが良いと考えることは悪くありませんが、必要以上に高額の限度額を設定すると、必要もないのにたくさん借りてしまい、返すことが難しくなるという事態を招くこともあります。今必要な金額ギリギリの限度額で契約をしてそれをきちんと返すという、ローン本来の正しい使い方を覚えるためにも、申し込む前に希望額についてきちんと整理しておきましょう。