自営をしています。家業を継いだ形なので、おかげさまで、店自体は30年近く続いています。よく事業資金には、カードローンや用途自由のフリーローンは利用できないとありますが、おまとめローンなど自営業などでも利用できるところはありますか?

自営業でも利用できるおまとめローンはあります

カードローンなどの貸付条件の中によく目にするのが、収入があるのかどうか。これは当たり前ですね。あとは、年齢なども当然見受けられます。では、そのほかに良く目にする単語があるんですよ。結構、見落としている方が多いかもしれませんが、それは、「個人」です。

普通の方は、あまり気になされない箇所なのかもしれませんが、事業系資金での運用を考えてらっしゃる方や、自営業での運用を考えている方は、この条件に関しては厳しくチェックされているはずです。事業性資金や自営業の人は除く、という但し書きに疑問をもったことがありませんか?

そもそも一般の個人の方が利用するカードローンと事業性資金に運用できるカードローンの違いは何かと申しますと、利率が大幅に違います。個人で利用するカードローンとは違って、低く設定されていることが多いのです。また、融資額も何千万円という個人では借りることができない金額が設定されています。驚きです。

ですが、個人では借りることができなくても、会社だと借りることができるのは、なぜか。この疑問には、なんとなくわかるのではないでしょうか。そうです。個人では稼ぎ出すことができにくい金額ですが、会社なら可能な金額でもあります。必要になる費用の額の桁が、個人と会社では大きく違ってくるのは当たり前です。運用する資金の額が圧倒的に違うんですよね。

自営業で、おまとめローンが利用できるかどうかですが、これは資金の用途によっても変わるでしょう。会社のローンをおまとめローンを利用して・・・ということだったら、たぶん、審査が厳しくなるでしょうね。ただ、職業・自営業だが、資金の運用は会社のためではなく、個人で組んだローンの一本化であったり、キャッシングの積み重ねをカードローンで返済するということであれば、自営業でも、おまとめローンを利用することは可能です。職業の内容だけで影響することは、まずないと思います。自営業の状態によっては、審査に影響することはあるかもしれませんが、「自営業」という職種だからといって判断されることは少ないでしょうね。

資金用途が会社のためではないのなら、おまとめローンは個人で利用できる会社がたくさんあります。また、会社のためであっても、利用できるローンはあるので、両方の面でも探されるとよいと思いますよ。

自営業でおまとめローンをする際の金融機関側の評価

自営業の場合、第三者による在籍確認が取れないことや、収入が会社員に比べて不安定であり証明がしにくいこと等から、評価が厳しくローンの審査に通りにくいと言われています。それはおまとめローンでも例外ではありません。しかし、自営業であっても申込可能としているローンも存在します。自営業の方のための専用ローンや会社員でない方でも借りられるローンが増えているのです。

具体的には、成人していて収入があれば業種は問わない、あるいは自営業でも申し込みを受け付けるというような表記をしています。また、金融機関の傾向として、消費者金融系のローンが多い傾向にあります。消費者金融系や審査も比較的厳しくないと言われるので、どうしても資金を必要とする場合は消費者金融を中心に探してみるとよいでしょう。スピード審査を行っている機関も多く、早ければその日のうちに借り入れをすることもできます。

申込をするにはインターネットや電話、郵送等様々な方法がありますが、審査に通るために直接金融機関を訪れて申し込むこともひとつの手段です。もちろん、応対した金融機関の方が気分を害するような見た目、態度では逆効果ですので、きちんと身なりを整え、借り入れを申し込みしたい旨を誠意をもって説明しましょう。ローンは互いの信頼関係で成り立っていると言っても良い商品です。

特に初めて申し込む場合、金融機関からすれば申込者がどのような人物なのかは未知数です。直接会わないインターネット等の申し込みでは書類だけで判断されてしまうため、過去に類似の情報で申し込んだ方が遅延していると、同じタイプの人というだけでマイナス評価をされやすくなります。時間が許すのであれば、直接申し込みをする方が確実でしょう。

特に自営業専用のローンではない場合、特に明記がないローンを申し込もうと考えているのであればなおのことです。事前に問合せをして申し込みが可能かどうかを確認することも重要です。