こんにちは!私は小さな会社を経営しているのですが、会社役員の生活を守るために、それぞれにカードローンの契約をさせていました。その分は私が負担するということで考えていたのですが、ちょっとばかり放置してしまっていましたら、借入残高が利息で大変なことになってしまっていました。

なぜそのようなことをしてしまったのか、今となっては変なことをしてしまったなと反省しています。そこで…、おまとめローンというサービスを使って、返済していけたらどうかという考えにいたりました。それなら、借入総額が大きいですし、借入利率が大幅に下がることが期待できるかもしれないと思っています。(参考ページはこちら→おまとめローンで大きく金利は下がるの?

でも、名義が他人のものですから…、いくらうちの会社役員の名義のものだとはいえ、まとめるのは難しいのでしょうか?もしわかりましたら、教えてください、お願いいたします。

他人名義の借り入れはまとめることはできません

なるほど、それはまた特殊なことを実行してしまったようじゃな…。そのようなことは、まず一般的とは言えないじゃろう。それは自分自身、よくわかっていることとは思うが、なるべくなら、しないほうがよいな。他人の借金を自分から進んで受け入れるなどということは、役員のためとはいえ、勧められるべきことではない。狗肉の策だったのじゃろうが、気をつけなければならんぞ。

そして、おまとめローンは基本的に、他人名義の借入分をまとめることはできない。本人名義のものでない限り、まとめられないのじゃ。それはまぁ、当然といえば当然じゃろう。利用する側にとってみれば非常に便利なおまとめローンであるが、サービスを提供する側からすれば、高額商品であるためかなりハイリスクなサービスであるということもまた事実じゃ。(参考ページはこちら→おまとめローンにもメリットとデメリットがあります

そのような特殊な案件を受け入れてくれるようなお人よしな金融機関はまずないと考えて良い。なぜなら金融機関側も守るべきものが存在するからじゃ。わざわざ得体のしれないリスクを犯す必要はない。なるべく問題にならないような顧客とのやり取りのみで運営をしていきたいと考えるのは、普通なことではないだろうか。

社長としてやったことは、ただ単に間違いだったということはできないが、なるべくならば、金輪際同様の行動は取らないように気をつけよう。ひとつずつ確実に完済していき、もう当該カードローンは利用しないようにしたほうがよいじゃろう。是非とも無事に完済してくれることを願っているぞ。
(⇒経営者なら融資に大してさらに慎重になるべし

企業の役員についているとカードローン枚数は増やせるの?

カードローンは現在、様々な人が利用している金融事業になっています。ですがそれぞれの人が利用できるカードローン枚数というものには事実上の上限があります。

法律上はカードローン枚数が何枚あろうと問題は無いとされているのですが、複数のカードローンを利用しているという人が追加でカードローンと契約しようとすると、金融事故の予防などのために非常に厳しい審査を受けることとなるのです。(参考ページはこちら→融資審査も状況次第?

金融事故のリスクが低いと考えられている「企業役員」等の場合は、一見すると何枚でも持つことができるようにも見えますが、実際にはどのような役職についているかということはあまり重要ではありません。それはどうしてなのかというと、企業の給料と言うものは役職で決まるわけではないからです。

企業役員は確かに一般の社員よりは高い給与水準にあることが多いのですが、それは全ての企業で同じ金額になるということではありません。同じ企業役員であったとしても、一年間に数千万円以上の給与を受け取るという人がいれば、一円ももらわずに職務に当たっている人もいます。ですから「役員だから一般の人よりも有利に契約できる」というようなことは無いのです。

カードローン枚数については「信用の問題」が非常に大きく考えられているため、カードローン枚数を多く持てる人がいるとするのであれば、それは「給与水準が高い」という人や「これまでカードローンやキャッシングを問題なく利用してきている」というような人になるのです。とはいえ、カードローン枚数が増えてくると金融事故の発生リスクが高くなっていくということは間違いのないことですので、現代のカードローンにおいては二社から三社程度の契約が限界になることが多くなっています。

それ以上契約をしようとしても審査は通らないことがほとんどとなっており、大手の消費者金融や銀行と契約をしようとするのであれば、尚更難しいということになってくるでしょう。

【参考ページ】
職業によって融資の使いやすさが変わる