消費者金融のカードローンに申込もうと思って、いろいろと調べています。いろいろな消費者金融のホームページをみていると、お借入診断とか3秒診断とかいう名前で、仮審査する機能があるので、とりあえず手当たり次第にやってみました。やったところは全て仮審査合格となっています。

でも、この仮審査の結果というのは、どこまで信用していいんでしょうか?とりあえず、なんでもかんでも合格にしておいて、できるだけ多くの人に申込みさせるという戦略かなとも思えます。消費者金融の仮審査に通過したときの本審査通過の可能性はどのくらいですか?
(⇒融資の審査基準について勉強

消費者金融の仮審査は、通常、年齢と総量規制のチェックだけです

消費者金融の仮審査に通過したときの本審査通過の可能性を定量的に示すことはできません。関連する統計があるわけではないですし、消費者金融もそれらの情報を公開したりはしません。でも、仮審査で審査される内容と、本審査で審査される内容を見くらべてみると、大体の感じはつかめるのではないでしょうか。ということで、一般的な仮審査と本審査の審査内容についてご説明します。

まずは仮審査からです。消費者金融のサイトで仮審査を行うときの入力項目は、生年月日と、年収と、他社借入金額というのが一般的です。消費者金融によっては、雇用形態や他社借入件数、性別、独身既婚などの入力項目があったり、年収の項目がなかったりと違いが出ますが、ここでは一般的な例で話を進めることにします。

生年月日では、年齢がチェックされます。消費者金融ごとに対応する年齢が決まっていますので、その範囲に入っているかがチェックされるわけです。年収と他社借入額では、総量規制の制限を越えないかどうかがチェックされ、そこから設定可能な利用限度額が算出されます。

総量規制というのは、貸金業法の中にある規制で、年収の3分の1を超える貸付を制限するものです。ノンバンクである消費者金融や信販系金融には貸金業法が適用され、総量規制の対象となりますので、消費者金融が年収の3分の1を超える貸付をしてしまえば法律違反となってしまいます。

ざっといってしまえば、年収の3分の1から他社借入額を引いた額が、設定可能な利用限度額となります。たとえば、年収300万円で他社借入額が40万円であれば、年収300万円の3分の1の100万円から他社借入額40万円を引いた60万円が、設定可能な利用限度額です。設定可能な利用限度額がマイナスになれば、仮審査に通らないということになります。

年収の入力を求めない消費者金融の場合は、年齢や性別、独身既婚などの情報から、年収を推定してそれを代用しているものと思われます。ですので、年収の入力を求めない消費者金融では、他の性別や独身既婚などの情報が追加して求められのが普通です。

ここまでまとめると、『仮審査でチェックされるのは、年齢が対象内であることと、総量規制にかからないことのふたつ』ということです。次に本審査でのチェック内容です。本審査では、年収、他社借入額などの内容に誤りがないことと、本人確認、勤務先の在籍確認、金融事故の有無、年収の安定性などがチェックされます。

他社借入額と金融事故の有無については、消費者金融系の信用情報機関に照会してチェックします。申請された他社借入額と大きく異なったり、任意の債務整理のような金融事故の記録などがあれば、審査に不利になります。年収の安定性については、勤続年数や勤務先の信用度などから判断されます。たとえば、勤続年数3年以上で勤務先が優良で有名な大企業というのであれば、審査には非常に有利になります。

消費者金融の仮審査を通過した人が本審査で落ちることもある

私たちの暮らしには思いがけない出費の機会に満ちています。自宅の家賃や各種ローン、税金や公共料金の支払いにはじまり、生活費や子供の養育費、病気や怪我の治療費、仲間や友人同士の飲み会などの交遊費、それに服や靴をはじめとするファッション関連の購入費に至るまで、お金を使う機会は数限りなく生じます。そういった時に万が一にもお金が不足してしまった場合には消費者金融で融資金を借り入れると良いでしょう。

消費者金融における借り入れは手続きが簡単で、なおかつ融資スピードが迅速であることで知られています。中でもカードローンやキャッシングは特に代表的なもの。これらを用いれば今日中や明日にでもお金が必要な時に十分に余裕を持って対処することが可能です。

カードローンやキャッシングを契約するにはインターネットや電話、店舗窓口、郵送、ファックスなどの手法で申し込みを行う必要があります。この際、自分の職業や年収などが借り入れするのにふさわしい条件を充たしているかどうかを調べたい時には前もって仮審査を受けたほうが良いでしょう。仮審査とはネット画面や電話の相談窓口などで簡単な質問に答えるだけで融資の可否を示す指標が分かると言うものです。(参考ページはこちら→融資審査はどうなっているかを知る

ネットであれ電話であれ、そこで使用されるシステムは同じもの。あらかじめプログラミングされた画面に数値や条件を入力するだけでその消費者金融の借り入れ方針に従って簡単な審査結果が表示されるのです。しかしながら注意しておきたいのは、これらの審査結果があくまでひとつの目安に過ぎず、仮審査を通過したとしてもその後の本審査で落ちる可能性は大いにあるということです。

本審査では消費者金融の審査担当者がひとつひとつのデータを精査しながら慎重に進めていきますし、なおかつ信用機関への照会や勤務先への在籍確認も行われるなど、非常に厳しいものとなっています。ただし、この本審査をいきなり受けて幾度も落ちてしまうと信用機関に傷がつくことになりかねません。そうならないためにも自分の条件をまずは仮審査にて照合し、ある程度の条件を充たしているのを確認した上で本審査へと進むことが望ましいのです。