僕は31歳の会社員です。恥ずかしながら、現在、3社に合計80万円の借金があり、返済が難しい状況です。おまとめローンというものがあるということを知り、やってみようかなと思ってるんですけど、本当におまとめローンをやると生活が楽になるのか不安です。

口コミみたいなのを見ると、おまとめローンはやめたほうがいいという意見もあります。結局どっちなのでしょうか。おまとめローンやった人は、本当に生活が楽になったんですか?
(⇒おまとめローン自体に関する疑問について

おまとめローンしても強い意思がなければ生活は楽になりません

おまとめローンをすると、確かに、返済が楽になるということがあります。おまとめローンやった人は、こういう返済方法になる、という例をひとつ紹介しますね。では、もしあなたがおまとめローンをやった場合として考えてみましょう。

A社・B社・C社に、計80万円借金がある。金利はそれぞれ13%から18%までバラバラ。毎月返済してももともとのお金まで返済することはできず、借金は膨らんでいくばかり・・・。そんな状況で、おまとめローンに申し込みしたところ、バラバラだった金利と借金がひとつの会社にまとまった。

そうすることで、金利は「13.5%」で返済すればよいということに。B社やC社の18%の金利から、約5%も減り、あなたは、毎月の支払いを、1万円近くカットすることができるようになりました。これだけ余裕があれば、かなり安心できますよね!

・・・と、ここまで見ると、おまとめローンをやるとずいぶん生活が楽になったように思えます。しかし、ここで忘れてはならないことがあります。それは、借金自体は減っていない、ということです。おまとめローンに申し込みする人は、宣伝の言葉の良いところだけを信じて、「借金が軽くなる」というイメージを持ってしまうのです。しかし、軽くなるのはあくまで金利。あなたの借金自体は減ったわけではありません。

つまり、あなたの80万円の借金はそのまま残っていながら、少し金利が減ったという状態になるのですね。ということは、「やった!おまとめローンやったおかげで生活が楽になった!もう少し借りてもいいかな~?」なんて思ってしまったら、完全にアウト!です。せっかく金利を減らしても、また借りることを繰り返したら、なんの意味もありません。むしろ、おまとめローンをやったおかげで、借金が増えるということにもなりかねないのです。

便利そうに見えるおまとめローン。その実、こわいところがあるのですね。おまとめローンやった人は、もう借りない!完全に借金を返すぞ!という強い意思がある人だけ、生活が楽になっている、と考えておきましょう。

【参考ページ】
おまとめローンを使った実際の声を聞く

生活を立て直すためにおまとめローンやった人

おまとめローンやった人が増えています。おまとめローンはキャッシングサービスやカードローン、クレジットカードなど複数のローンを一本化するローンです。(参考ページはこちら→おまとめローンの使い時とは

おまとめローンの利点はいくつかありますが、最大の利点は月の返済が減ることです。小額ローンといえども複数ローンがあると月の返済が生活費に与える影響が増えていきます。そのため、返せなくなり、また借りてしまうという多重債務が膨らんでいきます。(参考ページはこちら→多重債務は放置すると悪化していく

それを打開するには繰り上げ返済をするしかなかったのですが、おまとめローンの登場で状況が好転しています。おまとめローンは新規のローンではなく、借り換えローンです。あくまでも借り換えのため、法律で定められている制限、総量規制にも該当しません。総量規制は収入の3分の1を超える現金は貸してはならないという制限です。

ローンが返せなくなる方の多くは、総量規制限界まで借りてしまい、返済に行き詰まるというパターンが多いです。また、そこまで厳しくなくとも、複数のローンで何もできなくなった、生活に余裕が全くなくなったという方も少なくありません。おまとめローンはローンをまとめることで生活に余裕をもたらすと言われており、行き詰まる前に利用をおすすめします。

おまとめローンは便利な仕組みですが、一部で誤解されていることがあります。それは審査が厳しい、おまとめローンを利用すると他のローンが利用できなくなるなどという誤解です。審査については収入と借入状況がチェックされますが、主に収入が安定しているかがチェックされます。

おまとめローンではローンの一本化を行いますが、長期返済にすることが多いのです。返済を軽くするためですが、長期返済のため、収入が安定していることが必要です。保証人については収入面で不安があると考えられた場合は必要となります。また、おまとめローンを利用すると他のローンが利用できなくなることはありません。利用しても住宅ローンが通る方もいますし、何ら不利になることはありません。