カードローンを複数社から借りてしまいました。返済が辛いのでおまとめローンを利用しようと考えていますが、リスクがあれば教えて下さい!

条件によりますがリスクはほとんどありません

残高スライド方式で借りていたローンが複数社ある場合、追加で借入をしてしまうと元金がなかなか減らず完済が難しくなります。

そこで登場するのがこのおまとめローンなのですが、これまで支払い日が毎月複数日あったのを1日にまとめるほか、ローン自体を1本化するので利息も1社にだけ払うようになります。余計な利息を払わなくてよくなるので返済完了も早くなり、総額も安くなります。(参考ページはこちら→おまとめローンは返済をお得に変える

リスクとして挙げられるのは金利をちゃんと調べてシュミレーションせずに借り入れてしまい、5年で終わるローンを10年で完済にしてしまって逆に総額が高くなる場合がある点です。しかしこれは借りる側がきちんと計算して申し込めば解決できるので、借入時に返済完了時期も考えて相談しながらプランを組みましょう。
(⇒融資は返済前にシミュレーションしておこう

また、おまとめローンの審査に必要なものは本人確認書類として運転免許証や健康保険証、そして収入があることを証明する源泉徴収票や直近数ヶ月分の給料明細、最後に現在借入をしている会社との条件と残高を確認できる資料が必要です。審査の時に一番チェックされるのは「この人は無事に完済できるかどうか」ですので、例えば過去に何度も延滞したり転職を繰り返して収入が安定していない場合、審査に通らない場合もあります。

それからおまとめローンを申し込んだ後に気をつけないといけないのは、毎月の返済をきちんと行うことです。万が一返済が遅れそうな場合はすぐに電話などで相談しましょう。返済をするために新たに借入をするなんてもってのほかです。利用規約の中に新たな借入を禁止する旨が書いてある場合は規約違反となり、一括返済を求められる場合もあります。

さらにあなたの金銭状況は信用情報機関に登録されるので、新たな借入を申し込んだらその時点で信用除法期間にその事実が登録されます。今後のあなたの信頼を失わないためにも決して他社からの借入を安易に考えず、おまとめローンで借り換えたローンの完済を優先しましょう。その中で新たにお金が必要になった場合、追加融資が可能かどうかも相談してみると良いでしょう。

あなた自身がおまとめローンの返済を毎月遅れることなく行い、金融機関との信頼関係ができていれば追加融資を受けられるかもしれません。借入のときは返済の事も考えて、無理のない生活をしていきましょうね。

カードローンのおまとめローンのリスクには何があるのか

複数の会社からカードローンを利用して多重債務の状態になると、管理に手間がかかり、金利面でも不利になります。このようなときにおまとめローンが役に立ちます。このとき、おまとめローンのリスクも理解しておくことで安全に利用できます。

おまとめローンを利用するときに注意しなければならないのが、借金の総額は減っていないことです。返済が容易になるという説明のあるおまとめローンですが、まとめることで管理しやすくなり、金利も低くなるので返済しやすくなるだけであり、借金自体はそのまま残っています。

月々の返済額によってはまとめる前よりも返済期間が長くなり、結果として利息が高くなる危険性もあります。重要となるのは月々の返済額ではなく、返済総額であるため、返済シミュレーションなどを利用して本当に得になるのか確認してから契約すると良いです。

おまとめローンで返済に余裕ができたからと言って、新規に借り入れをしないようにします。おまとめローンによる借り入れを使って完済した貸金業者から、金利を優遇するので借り入れを行わないかと誘われることがありますが、借り入れを増やしてしまうとまとめた意味がなくなってしまいます。

また、カードローンでは無担保で借り入れを行えましたが、おまとめローンでは担保や保証人が必要になる場合があります。このようなローンを利用した場合、返済できなくなったときに担保を失ったり、保証人に迷惑をかけます。これを避けるため、おまとめローン利用中は返済に専念するのが適切です。

多重債務の状況が管理に手間がかかるだけであればおまとめローンの利用で対応できますが、借金が膨らんで返済が困難な状況に陥っている場合、まとめても借金自体は減らないため、返済できなくなって担保を失うリスクが高くなります。このような場合にはまとめるよりも債務整理を行った方が有効なこともあります。自分では判断が難しいのであれば、弁護士などに相談して対応を検討すると良いです。(参考ページはこちら→おまとめ前に不安になったら相談しよう