おまとめローンの申込みをすることになりました。審査に通りやすくするために何か工夫することはあるでしょうか。(参考ページはこちら→融資審査に通るコツとは

おまとめローンの前にローンを集約する工夫をしておきましょう

おまとめローンは通常のカードローンの審査より通りやすいと言われます。おまとめローンは、既にローンをいくつか抱えている利用者を前提にして提供されるサービスだからです。通常のローンの申込みの際に既にローンを複数持っていれば、総量規制等の制限によって審査通過は困難なものになりますが、おまとめローンでは目的から考えても同じ審査基準だと利用することができなくなってしまうからです。

だからといって、おまとめローンは誰であっても、申込めば審査に通るということだと考えないでください。あくまでも審査基準が幾分緩めだと考えられるのであって、審査がないということではないからです。おまとめローンでも通常のキャッシング同様の審査が行われます。書類審査、信用調査、そして在籍確認と一つ一つの手続きを見れば通常のキャッシングの申込みと違う所はないのです。

まずは現在のローンの利用状況を自分でしっかり把握することが大切なことなのです。当たり前だと考える人が多いのですが、同時にこのことが原因になって審査に落ちてしまうということもかなり多いそうです。当たり前だからこそ、手を抜かずしっかりと把握して分析することが必要だといえるでしょう。業者が提示している条件と付き合わせて考えることが必要です。

自分の個人信用情報をできれば確認しておくことも大切でしょう。幾つかの公的機関が個人信用情報を保存しています。それらの情報は極めて厳しい限定条件の下に開示されていますが、本人に限って個人信用情報を開示してもらえる機関があります。その個人信用情報機関に申請をして現在の記録情報を参照・確認することで客観的に自分の信用状況を把握することができるでしょう。

複数のローンをできるだけ完済することで枚数を減らすことが極めて有効な事前準備になります。複数ローンの中のどれかに絞って、そこから借入を行い他社を完済することで個人信用情報に高い評価が与えられます。そして1社のローンに集約することから、ローン金額がまとまり、金利を押し下げる効果を発揮することが期待できるのです。上手く行けば、これだけでおまとめローンを利用したのと同様の効果があるはずです。

すべてのローンを集約してしまうことができなくても問題ありません。完済実績による個人信用状況が向上していれば、限度額増額の申請をして枠を広げることが可能になっているからです。この手続きによってさらにローンの集約が可能になるはずです。複数社のカードローンを集約する効果は非常に高く、ローンの返済全体に大きく影響を与えます。おまとめローンの利用でもこの手続きは高く評価されます。

それでもおまとめローンの提供の基準が各社毎にばらつきがあることを知っておく必要があります。社内の方針や担当者の判断が微妙な違いを生み出すからです。なのでおまとめローンの申込み審査が必ずしも通過するとは言えないわけで、審査に落ちたときのことを考えておくことが求められます。仮におまとめローンの審査に落ちても、他社に相談することで通過する可能性は残っているのです。

審査に違いが生じるとは言っても、同じ業者に何度も申込みをすることは考えものです。少なくとも同じ業者に申込むのなら、半年は期間を空けて申込むようにしましょう。また他社であっても一週間から10日程度は期間が必要です。これはローンの申込みが記録されているからです。他社のローン審査に落ちたということが良い影響を与えるはずはありません。

おまとめローンの審査通りやすくなる秘訣を伝授

複数の金融機関からキャッシングしてしまった場合、返済スケジュールの管理や金利の総支払額の増加により、借金の完済がままならないケースがよく見られます。このような事態を避けるために有効な方法としておまとめローンの利用がありますが、このローン商品を利用するためには当然ながら審査に合格しなければいけません。(参考ページはこちら→どの融資も審査に通らない限り借りられません

おまとめローンの審査通りやすくするためにはいくつかのコツが必要です。やみくもにあらゆる金融機関におまとめローンの申し込みをおこなっても、審査に通らない場合も多く、そのようなときは申し込みブラックの状態になってしまいかねませんので、ローンの申し込みは慎重におこなわなければいけないのです。

おまとめローンを利用する場合は、まず申し込み対象となる金融機関の選択をきちんと行うことが大切です。状況にもよりますが、まず銀行、次に銀行系消費者金融、大手消費者金融、中小の消費者金融の順番で検討するのが基本的です。ただしどこの金融機関を利用する場合でも、いきなり多額の金額を融資されるわけではありませんので、地道に返済実績を重ねて、借り入れ額の増額ができるまで辛抱する覚悟が必要です。

また借入件数が3件以上になると、大手の金融機関からの借り入れは難しくなる傾向があります。したがって可能であれば借入額の少ないところを完済しておいて、借入件数を一つでも減らしておくことが大切です。ただ借入件数が4件あるようなケースでも、それまでに一度も滞納していない人の場合は、優良顧客とみなされる可能性がありますので、銀行系の消費者金融などへの申し込みを検討する価値はあります。

なお申し込みをおこなう時期も審査に多少影響を与えます。融資業務といえどもノルマが存在しますので、月末や3月、9月といった期末になると、担当者もノルマをこなさなければならないため、融資が可能になる場合もあるのです。もちろん融資を受けるためには誠意を見せることがなにより大切です。必要事項は偽りなく記入し、借り入れ後の返済計画についてもきちんと担当者に説明しましょう。