周囲の友人たちがぞくぞくと持ち家を購入し始めました。男30代半ば、そういう時期なのかも知れません。中には、「実家が土地持ってたから、上物だけ。安く済んでよかった!」なんて超羨ましいヤツもいるんですが、実はそのために今の仕事を辞めて、実家の家業を継ぎ、地方の山奥にひっこまなければならないのが条件らしいので、本人軽々しく言ってはいたけど、内心フクザツなのかもしれないなあ、なんて思ったり…。

都心の新築分譲マンションを購入したヤツもいます。60平米で5000万だと言っていました。「60平米もあれば、親子三人で済むには十分な広さだよ」と言っていましたが、5000万という金額にクラクラしてしまいました。「液状化で値段の下がってしまった新古物件をお得に買った!」というヤツもいます。地震が来たとき、怖くないのかな、なんて余計な心配をしてしまいます。

しかし、そうやって、友人たちの持ち家購入体験段を聞いていると、自分でも持ち家が欲しい欲求が高まってきます。今、借金が合わせて130万ほどあり、それをおまとめローンにして返済の目処を立てれば、持ち家が購入できるかなあ、などと思ってみるのですが…。いかがなものでしょう?
(⇒おまとめローンはこんな時でも役立つ?

カードローン利用がある場合、住宅ローンの借り入れは難しい

そうそう、身近で持ち家購入なんて話を聞きつづけると、自分でも家が欲しくなってしまうものなのよね?。でも、それって、アレに似てると思わない?子ども時代、クラスメイトや習い事などで一緒の仲間たちが「み?んな」持ってる、ゲーム機や、オモチャみたいな…。親に説明するときは、「みんな持ってるから!持ってないボクだけ仲間はずれなんだよ!?」と子どもを愛する親のイタイところをついて要求を通そうとするのだけど、実際には、「み?んな」は、100人中のほんの二、三人に過ぎなかったりして…。

さて、あなたには現時点で借金があるとのこと。複数社から借り入れしているのね。だとすると、たとえ、おまとめローンにしたとしても、カードローンの借り入れがあるということが信用情報に記載されており、あらたに住宅ローンを申し込んだとき、その信用補情報を確認され、審査に通ることが難しい可能性が非常に高いです。現金で購入するとすれば、話は別だけれど…。でも、130万の借金がある人が、家を購入できるほど、まとまった資産を持っているとはちょっと考えずらいですね…。
(⇒融資で大事な信用情報ってどんなもの?

まず、おまとめローンで今ある借金を完済することを先に考えて見てはどうでしょう?一時期より、不動産の値段は下がっているけれど、今後も下がることを期待して、購入は少し待ってみては?今、焦って、今の自分の資産で買える範囲の不動産を手に入れるより、経済力が多少ついてから、持ち家購入を検討した方が、よりあなたの希望に適ったステキな家が見つかるような気がするの。

借入限度額の大きいおまとめローンで家を買えるか?

おまとめローンは他から借りているローンを文字通り1社にまとめるためのローンです。しかし使い道が限られているものばかりではなく、自由としている金融機関も多いです。そこで気になるのが、おまとめローンで家を買えるか?という事です。もちろん借り入れ金をまとめるという目的のみと扱っていたり、使用目的が明記されている場合は不可でしょう。
(⇒どんな融資を使うべきか分からない方へ

では、特に使用目的が明記されていない金融機関ではどうなのでしょうか。使用目的の主な例としては、教育資金や車の購入などがあります。これらは教育ローンやカーローン等、家における住宅ローンと同じように専用ローンがありながら、おまとめローンの使用目的としても可能なものがいくつかあります。家に関するものでは、住宅リフォームや引越しの費用に使えるというローンもあるのです。

但しはっきりと住宅の購入が可能と明記しているローンはほとんどありません。その為、特に明記がない場合でも申し込む前に問い合わせを行う方が良いでしょう。拒否された場合は、当然審査にも落ちるわけですから、申し込む前に確認を取ることが大事です。ローンの場合は審査に落ちたことが信用情報に記載されるため、これによって本来借りることができたはずの金融機関からも断られてしまいます。借りる前に無理だとわかっていれば、審査に落ちることもなく信用情報に記載されることもありません。(参考ページはこちら→融資の審査基準は先に勉強しておきましょう

住宅の購入に必要な金額を満たすローンを見つけたら、まずは問合せをしましょう。同時にその額を自分の環境で借りることが出来るのかも確認するとより確実でしょう。借入限度額は申込者の収入等で左右される場合もあるからです。ホームページに返済シミュレーションを用意している金融機関も多いので、併せて行うのも良いでしょう。

また、その金融機関が住宅ローンも提供している場合は、住宅ローンの金利等と比べることも忘れてはいけません。おまとめローンが便利であるといっても、住宅ローンの方が金利が低いのであればそちらを選びましょう。無理なく返済するためには、少しでも有利な方を選ぶべきです。