都内の私立大学に通う大学3年制です。大学入学時からずっと奨学金をもらっています。奨学金をもらっているといっても学費が全額免除になるわけではなく、残りの学費は自分で負担しなくてはいけませんし、純粋な学費意外にも理系なので、いろいろと費用がかかるのが現実です。親が学費を全く負担してくれないので(もっとも私自身も自分の就学に関する費用は自分で解決すべきだと考えていますが)、これまで何とか自分のアルバイトだけでなんとかやって来ましたが、現状かなり逼迫してきて、借金することも視野にいれています。

それでお聞きしたいのですが、わたしのように奨学金を受けていると、消費者金融の審査は通りにくいのでしょうか?「学生だから消費者金融はやめたほうが良い」という回答はNGでお願いします。そんなことは重々承知していますが、状況が状況なので。すでに3社申し込んでみましたが、断られている状況です。

教えていただけましたら幸いです。よろしくお願いします。

奨学金が直接借り入れに影響することはない

奨学金をもらっていることと、消費者金融からの借り入れの関係ですが、これはダイレクトには関係ないと思います。なぜなら、消費者金融は審査の際にあなたの信用情報を参照しますが、消費者金融からお金を借りていることが信用情報に載せられて、審査をする側に知られることは普通はないからです。(参考ページはこちら→実際の融資審査で行われている事

ただ、あなたが学生であることが影響しているのでは、と思います。大学3年生であられ、すでに3社の審査を申し込まれた、ということですから、すでに成人しておられることは間違いなさそうです。どのくらいのお金を借りようとしておられるかにもよりますが、消費者金融はあなたが返済能力があるかどうかを、あなたの勤務状況、収入などから判断しようとしますが、アルバイトでの収入もおそらく限られたものでしょうから、その状況に鑑みて審査に通らなかったのかもしれません。

そして、もう1つ心配なのはすでに3社の審査に落ちてしまっているということです。実はこの審査に申し込んだ事実はあなたの信用情報に記録としてしっかり残りますから、次の審査をうける会社にも知られることになります。「3社受けたが、ダメだった」という情報は明らかに相手にネガティブなイメージを持たせるものになります。相手はきっと「何かしらの理由があって審査に続けて落ちたのだろう」と判断します。

そうしたことを考えると、通りやすい会社を1社選んで、そこに絞ってみることが必要でしょう。それでも、次回の審査はちょっと時間をおいてください。

消費者金融の審査と大学等の奨学金の関係について

社会人になると何かと現金が必要になる機会が増えるものです。しかしそのような時にいつでも現金が作れる人ばかりではありませんので、いざという時のためにカードローン契約をしておきたいと考える人は珍しくありません。しかし消費者金融などでカードローン契約をしようとする場合に、学生時代に奨学金を借りていた人は審査に通るだろうかと不安になるということが考えられます。(参考ページはこちら→審査に通る為に必要な事とは?

大学4年間の間奨学金を受け取っていれば数百万円の借り入れを行っているのと変わらない状況に置かれます。また大学院の修士課程や博士課程でも受け取っていた場合、返済しなければならない金額が五百万円を超えるということも珍しいことではないのです。この様な金額の借り入れを抱えたままでカードローン契約というものは出来るものなのでしょうか。

奨学金の種類にもよりますが、最も大手である日本学生支援機構は平成20年から個人信用情報機関に個人情報を登録するという活動を行うようになりました。そのためそれ以前にカードローン契約をした場合には全く問題にならなかったと考えられます。しかし現在では日本学生支援機構は個人信用情報機関に個人情報を登録することにより、加盟している金融機関では奨学金の残高や返済状況が分かるようになっていると考えることが出来ます。そのため毎月まじめに返済をしていれば特に問題になることはないでしょう。

しかし返済をしていなかったり遅延がある場合にはそれが全て記録として残る様になっていると考えられます。これは信用情報に傷が付くという状況であり、新規でクレジットカードを作ったりカードローン契約をする場合に多くなマイナス要因となるのは間違いありません。
(⇒延滞は融資審査を大きく不利にする

従って消費者金融などでカードローンの契約などを検討する場合、本当に重要になるのは奨学金などの借り入れがあるかどうかではありません。借りていたお金をしっかり返している信用できる人物であるかどうかが重要視されるのです。